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2013年の台湾料理食べ歩きラリーが南投縣になったのは、こんな理由からでした♪

昨年10月、3年前から楽しみにしていた3年に一度のある祭りが別の縣であった。
しかし、祭り直前に映画『セデック・バレ(賽德克·巴萊)』の主人公“モナルダウ”の慰霊祭が毎年10月27日に霧社で行われていることを偶然知り、3年に一度の祭りに行くか、毎年行われている行事を見に行くか悩んだ。結果・・・3年に一度の祭りを見送り、ただ、ただ、宛も無く霧社へ向かった。

「台湾料理食べ歩きラリー第11弾in南投」の下見でモナルダオ墓前で行われた第82回目の祭典

これが全ての始まり


霧社に着いた時は、既に夕方近くだったが、翌日の82回目慰霊祭会場となる霧社事件記念公園を先に下見した。

たまたま寄ったお茶屋さんの陳夫妻と仲良くなり、我々台湾を愛する会の存在と霧社に来た目的を話した。
この日の晩の宿も予約せず闇雲に霧社へ来てしまったので、できればセデック族の部落に泊まりたいと陳夫妻に相談したら、賽德克(セデック)族の頭目を1人紹介してもらった。

暫くすると賽德克(セデック)族部落の1つ“ホーゴ社(春陽部落)”の頭目が現れ、日没にも関わらず頭目は霧社を簡単に案内してくれた。彼は、大学でも教壇を持つセデック族の頭目。

そしてその晩、彼の部落に泊まることとなり、川のほとりにある露天風呂に男2人で温泉に入りながら、慰霊祭に参加したいこと、台湾を愛する会で団体訪問したいこと、更に賽德克(セデック)族の文化に触れたいことなどを話した。

こうして希望通り、賽德克(セデック)族の部落に泊まることになったわけだが、辺りは全く街灯が無く、星からの光で薄らと大きな山々の影が見える状態。
頭上には、夜空一面に広がる星空が部落への訪問を歓迎してくれるかのように輝いていた。

霧深い部落で放し飼いのニワトリ達が朝を告げて目が覚めた。

朝9時、モナルダオ慰霊祭会場の霧社事件記念公園には。賽德克(セデック)族の各部落から長老、仁愛郷役場の方々、賽德克(セデック)族の青少年とご夫人方やテレビ局などが集まっていた。

ほどなくして、華語ではなく賽德克(セデック)語による司会進行のもと慰霊祭が始まった。

言葉は理解できませんでしたが、映画で聴いた賽德克(セデック)語を生で聴けて感動した。
賽德克(セデック)族の婦女子によるコーラスなどの催しが有り、日本人にもかかわらずいつの間にか着席して慰霊祭に参加させて頂いておりました。

これが80年前なら考えられない光景だったに違いないと頭をよぎり、慰霊祭を見学するはずの私がなぜ慰霊祭に参加しているんだろうと思った。

長くなりましたが、これが2013年の食べ歩きラリーを霧社でやることになったキッカケです。

ところで映画『セデック・バレ』の里、霧社がどんな所にあるかというと、こんな山深いところにあります^^;
霧社地理地図

そして、霧社と言えば。お茶の産地として世界的にも有名な南投縣にあり、台湾のど真ん中に位置した場所♪
標高の高い山々が沢山あり、まだまだ原風景が残る静かでキレイなところです。

ラリー当日の5/2は、あいにくの雨予報...。我々は、まず第1集合場所の台鐵台中駅でバスに乗り込み、それから第2集合場所の高鐵台中(新烏日)駅に向かい台北から合流する参加者を迎えた。

今回のラリーは、前回と比べると参加者が10名と少なかった。考えられる理由は、GW真ん中で休暇が取りにくい、或いはセデックバレを観ていないから霧社に興味が薄い、または航空券も2倍以上と高かったからなのかは定かではない。
がしかし、とても身軽で行動しやすい人数だった。

高鐵台中(新烏日)駅から乗ってきた参加者に、モナルダオ記念公園で行う献花のために大きな花束買ってきてもらっていた。

【参加者】(総勢10名)
@taiwan_lover / @enapee / @umviolao / @ton_toko / @yakumoyaegaki / @haomei0309 / @nightflyowl / @gonglangs+1名 / 田淵さん

【旅程】
5/2(木)
台鐵台中駅集合[8:00]
高鐵台中駅集合[8:30]
茶摘み体験&製造見学[10:30]
昼食[11:30]
霧社事件記念公園にて献花と茶タイム[12:30]
映画「セデック・バレ」の里“霧社”見学&足湯[13:30]
特注賽德克伝統食の宴(夕食)[17:30]
埔里 [埔里泊]

5/3(金)
清寶鹹油條※鹹油條&紫米漿[8:00]
源豪素食館※素食バイキング(黒米餅)[10:00]
大碗公飯[11:00]
玫瑰花瓣醬[13:00]※薔薇ジャム作り体験
廣興紙寮※紙すき工場見学[14:00]
仙草氷※トッピング放題[15:00]
時代村見学[16:00]
草鞋墩人文觀光夜市[17:30]*雨天のため中止
特注創作健康台湾料理*オプション[19:30]

<<食べ歩きラリー前日(5/2)>>
雨が降りそうな天気だったが、そのまま台中をあとにした我々一行は、頭目が運転する小型バスで早速霧社へと向かった。
そして、車中の1時間半くらいの間、頭目による歌と霧社についての歴史的な説明などを受けながら、いよいよ霧社の入り口となる『人止関』石碑まで来た。

「これより先に足を踏み入れた者は命の保障はしない」という警告を意味する石碑が原住民との境界線だった。
日本が統治する前までは、この石碑によって平地に住む人と、山岳に住む原住民と隔たられていたことで互いの平和が守られていたのかもしれません。

更に曲がりくねった山道を進むと、ようやく霧社がある仁愛郷に到着。
仁愛郷

本来なら霧社に入った時点で、最初にモナルダオが眠る霧社事件記念公園にて両国の犠牲者に対し献花するべきですが、ルートの都合上さきに山の上での茶摘み体験へ向かった。
我々が霧社に到着した頃、天候が悪く、辺りは霧深すぎて、かなり急なカーブも前方が見えづらい状態。映画「セデック・バレ」をご覧になった方は分かるかもしれませんが、
まるで虹の向こうからモナルダオ達から“オッサ、オッサ”と言われているかのようだった。
茶畑茶摘み茶葉

【1軒目】信翰茶業[10:30]※茶摘み体験&製造見学
やっとの想いで到着した茶畑。しかし、雨が降ってきてしまったので当初予定していた山頂の畑ではぬかるみになってしまっている為、そこまでは行けず、急遽山の中腹辺りの畑で茶摘み体験を行うこととなった。
晴れていたら眼下には、このような光景が広がっていたはず。
茶畑

茶葉製造工程1 茶葉製造工程2
【2軒目】信翰茶業[11:30]※昼食
茶摘みを終え、山の上なので昼食としてあらかじめ台中駅で購入持参した台鉄弁当を食べようとしたら、お茶屋さんの陳さんのお母様が手料理でおもてなしをして下さいました。
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キャベツなんかめちゃくちゃ甘くて、タケノコも地場産で、なんと言ってもタケノコスープまで。。。なんと言っても台湾家庭料理を我々の為に用意して下さる気持ちが嬉しかったです。持参した弁当残しちゃいました^^;
美しい原風景、澄みきった空気、静かな風の音、喉を潤わす香りがいいお茶。。。食がすすむ昼食でした。
やっぱり食は、五感で楽しむものですね!
信翰茶業 出草
我々が食事している間に、サービス精神旺盛な頭目は自ら民族衣装に着替えてきて我々を喜ばせてくれた。まるで兄弟のようにジャレてしまいました。
茶タイム
【3軒目】霧社事件記念公園[12:30]※献花と茶タイム
ここでようやく南投縣・霧社産の烏龍茶を皆でいただき、まったりタイム♪
この後、いよいよ霧社事件記念公園で献花を行ってから部落見学。
モナルダオ像と共に
【4軒目】映画「セデック・バレ」の里“霧社”見学&足湯[13:30]
霧社事件記念公園 霧社事件記念公園入口記念碑の裏
モナルダオの墓の写真と入口記念碑などの写真は数多いので、霧社事件記念公園内をちょっと違う角度から撮影した写真と入口にある記念碑の裏を撮ってみました。
セデック族の伝統的な家 モナルダオ達が日本軍から逃れる為に切り落とした吊り橋の跡地
このセデック族の伝統的な家は実際に使っていた家で、屋根には薄い石で重しにしていている。原住民の家でよく見られる薄い石を積み重ねた壁なども見られた。
モナルダオ達もこのような家で暮らし、山で狩りをし、そして部族間での出草(首狩り)した後は軒先に敵の首を飾っていたのかと思うと。。。歴史と文化を感じました。
再建された今の吊り橋を挟んで、実際にモナルダオ達が切り落とした吊り橋と、国民党政権下で観光用に再建された橋があったが、いまでは両方とも無い。そして新設された今の橋を「雲龍橋」と蒋介石が命名。セデック族の橋なので国民党に命名されたくないとの一言嘆きがあった。
花岡兄弟が自決した山 山の向こうが蘆山温泉
左上の写真が映画「セデック・バレ」で原住民でありながら日本人警察官として生き、そして原住民として散った花岡兄弟が自決した山。右上の写真は、最近の地震で車道が悪くなり行けなかった馬赫坡社(マヘボ ※蘆山温泉)。でも霧で見えない…。
映画「セデック・バレ」のワンシーンで切り落とされた吊り橋のいま 斯庫社(スーク)
映画「セデック・バレ」のワンシーンで切り落とされた吊り橋の今と、山頂には敵蕃モナルダオ達と共に蜂起した斯庫社(スーク)部落があった跡地。いまでは誰も住んでいない。

荷歌社(ホーゴー ※春陽部落)入口

荷歌社(ホーゴー ※春陽部落)入口


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朝早くから行動し、霧社に来てからもずーっとユックリできなかったので、各部落を巡った後に頭目の部落にある露天風呂で足湯♪♪ 温泉は個室もあったので入ることもできたが、時間無いのと参加者全員が女性ということもあって足湯だけとなった。しかし、ここで一人だけツワモノの女性がいた!フェイスタオル1枚で5分で個室温泉に入って満足しておりましたww
ここの温泉は、山と山の谷間にある川に沿った温泉で、とても開放的。晴れた日には、夜空一面に広がる星が観れます。そして、日本統治時代に掘られたそうです。
仁愛郷にある自然史教育館では、セデック族の女性が着る伝統衣装で赤と白のものが展示されており、その違いを教えてもらった。
赤が、本来のセデック族衣装だが、白は花蓮に移り住んだセデック族が後から作った衣装らしい。

春陽部落の水蜜桃

春陽部落の水蜜桃

頭目の奥さんが我々の為に霧社名物“水蜜桃(スウェイミータオ)”を用意して下さった。頭目自身が丹精込めて栽培している水蜜桃。日本の桃との違いは、硬くて甘すぎないこと。一人1つ頂いたのでお腹がいっぱい…。

セデック族伝統料理 野生の胡椒
お待ちかねのこれが「セデック族伝統料理」!野生の胡椒をきかせた山豚の炙り焼き。川エビの辛子炒め、揚げ出し豆腐風の野生の胡椒がけ。

今回の活動は、翌3日に縣政府広報よりプレス紹介され数社の新聞で掲載されました。

>>5月3日いよいよ食べ歩きラリー…♪(近日公開)

SeediqBale_B2

今年4月20日から日本でも上映された話題の大ヒット
台湾映画「セデック・バレ」と台湾を愛する会とコラボ♪
映画を観て、舞台の南投縣・霧社に食べ歩きラリー♪