今年もやってきた台湾で年1回開催の台湾料理食べ歩きラリー!
今回は、“行ってみたかったけど、なかなか1人では行けない”という台東に決定!
昨年の彰化縣・鹿港食べ歩きラリーと違い、国内移動交通費と宿泊が伴う今回のラリーは、通常の台湾までの渡航費に比べると2 倍となる為、企画当初から参加が集まるか心配だった。しかし、きっとこういう機会を待っている人がだろうし、台湾好きの皆と行くなら楽しいのではと思い計画開始した。
通常は、台湾旅行され方の多くが飛行機を乗り継い地方まで足を延ばす方は多くありません。
実際に参加者の多くから“台東は行ってみたいけど、情報が少なく何があるか分からない”、“どのようなところか不安”、“行きたかったがキッカケが無かった”など渡航前の時点で様々な声があった。
にも関わらず…なんと今回は日本各地(茨城県、新潟県、神奈川県、東京都、静岡県、愛知県、福岡県)から総勢23名が台北に集結し台東入りした。
台北松山空港から台東までは、「台湾を愛する会」のボランティア引率により昼と夕方の2班に分かれて全員を国内線で50 分かけて移動。
そればかりか、今回は初の試みとしてちょっぴり趣向を変えました。
『食べてばかりの食べ歩きじゃないラリーにしよう!』
それと、昨年の東日本大震災では多額の寄付を台湾の皆様から頂き、我々台湾好きがいつも台湾で温かく迎え入れられているので、それならただ食べて、遊んで帰るのではなく、ラリー開催地の台東縣内にある児童養護施設に寄付することした。
つまり!チャリティーラリーというわけです!!
台湾を愛する会恒例の『目に見えるチャリティ』、今回は子供ならではの高い感性を更に高めて欲しいという願いからお絵かき文具を中心とした物品寄付にしました。
食べ歩きラリー前日(7/14)
既に前日(7/13)に台北入りしている人や、14日午前中に到着した人など様々だが、何はともあれ全員が台北松山空港に10時集合。ちなみに台東までの行き方には、台北から台鐵(台湾の国鉄)で7時間かけて東海岸廻りか、同じく台北から高鐵(台湾新幹線)で高雄まで行き乗り継ぎで6時間かけて台東に入るか、台北からの空路しかありません。
今回は、費用はかかるが時間短縮できる飛行機を使うことを推奨した。
空路には、中華航空系列の華信航空と長營航空系列の立營航空があるが、便数と台東への到着時刻の関係で今回は立營航空を大半の方々に使ってもらった。
昼過ぎから続々と台東入りしてきる参加者を迎え、一旦ホテルへチェックイン。
予定では、移動機内で昼食を終えて台東入りし、すぐさま念願の豊年祭会場へ向かうことになっていた。
しかし、ほとんどの方が昼食されていなかった。
猛暑の中、食事をしていないままだと具合が悪くなり倒れる人が出るかもしれないと思い、急遽計画を変更し昼食をすることにしたのが間違いだった…。
この豊年祭は、既に10時から始まっていて17時までと聞いていた。プログラムは聞かされていなかったが、恐らく我々が到着する時点で中盤を迎えるであろうと思っていた。
昼食を終え、急いでタクシー5台で会場へと向かったが、時は既に遅し、踊りは終わり、余興のお楽しみとなっていた…。つまり終盤だった。
この変更判断をしたことは、完全に私の間違いだった。
実際、一部昼食してきた方もいたので、その方々と先に会場へ向かい、食事をしていなかった方々を残して行くべきだった。
何か月も前から準備の為、台東縣政府とやりとりし、翻訳協力して下さった方の厚意で実現した豊年祭見物。それを楽しみにしていた方もいたのを台無しにしてしまった。
この事から学んだ教訓は、少数多数に関わらず『計画通り実施する』ということだった。
そんなハプニングから始まった台東食べ歩きラリー、さてさてこの先どんなことが待っているのやら^^;。
参加者(総勢22名)
@taiwan_lover / @shanghaicrew / @enapee / @umviolao / @mituco3 / 佐竹さん / 会沢さん / @k0k116 / @HONEYasmine / 鳥尾さん / @yakumoyaegaki / @ayang01 / @haomei0309 / @nico358 / @nozomaro / @lychee31831229 / @aoneko / @thousandspray / @cioccolattini / @nightflyowl / @dhaku101 / 田淵さん
【1軒目】「馬蘭部落」豊年祭
この部落は、台湾にある14部族のうち一番人口が多い阿美族の部落のひとつ。長老達が座るひな壇があり、それを囲むかのような会場となっている。
かき氷「津芳冰城(台東市正氣路358號)」
【2軒目】台湾シャンプー「東京髪の美学(台東市安慶街12號 089-353181)」
全員で美容院を貸切り、一列で15名が一斉に洗髪!そして、泡の髪の毛を持ち上げてもらってハイ!チーズ♪^^皆さん恥ずかしそうに、でも嬉しそうな笑顔でした。
洗髪が終わった人から順々に入れ替わり、先にホテルへ戻って晩御飯まで待機。
到着した日に頭をマッサージと洗髪したから、皆さん清々しく、より美しくなりましたww
【3軒目】原住民料理「原始部落山地美食」
当初予定していたお店が早じまいしてしまい、急遽店を変更したが、市内から結構遠い山の方。タクシー6台位をホテルで呼んだもんだから、ホテルの前は長いタクシーの列。
誰がどの車に乗るかも決まっていないので、どんどん乗車を促す。
そして、あらかじめタクシードライバーには運賃を決めて乗車したから、お店には順次到着。
お店からの夜景がとってもキレイでした。
早速次々と料理を注文し、お酒飲むテーブルと酒飲まないテーブルとで別れ、皆ワイワイと大宴会!
もちろん、帰りも同じように6台タクシーを呼び、市内の夜市へ繰り出しました。
【4軒目】水果街夜市「台東観光夜市」
山の方から市内に戻ると既に夜市は、少しづつ店じまいし始めていた。でも、夏の水果街だけに豊富な果物がその場に並んでいました。
食べ歩きラリー当日(7/15)
【1軒目】薬草しゃぶしゃぶ「原生應用植物園(台東縣卑南郷明峰村試驗場8號 08-957-0011)」
いきなり朝から参加者は、朝食をほどほどにして迎えに来た貸切大型バスに乗り込み、ついに台東食べ歩きラリーが始まった!!!
到着すると、なんと予約が無いと薬草しゃぶしゃぶ鍋が食べれないと言われてしまった。“えっ?予約してないの?”と思われたことでしょう。^^;毎回来てもガラガラで、レストラン半分以上使われていない状態だったので、特に予約しなくても大丈夫と思ったのが間違い。夏場は、多くの観光客がここの鍋を目的に大型バスでやってくるそうです。
でも、交渉を粘り強くし、そして調整をして頂いて、何とか予約無しで食べれることとなりました。^^;すみません、皆さんご心配かけてしまって…。そしてお店の方ありがとうございました。
ここでの失態を次で取り戻さなくっちゃ!^^
薬草しゃぶしゃぶ鍋は、1人づつの鍋になっていて、その時期その時期の豊富な薬草以外に魯肉飯やゴッコラ米台目(薬草麺)を好きなだけ食べられます。
食べ方は、以外にも魚や肉で出汁を取るのかと思ったら
[1]薬草を先に鍋へ入れて食べ
[2]次に魚や肉を入れて食べ
[3]仕上げは米台目など麺を入れて食べます
最後はデザートとお茶として、スイカなどの果物以外に薬草茶、薬草珈琲や薬草ゼリーで締め!
も~満腹まちがいなしwww^^
さぁ~次は、パイナップル畑でもぎたての新種を食べにいくどぉ!!
【2軒目】新種土鳳梨丸かじり
満腹なお腹を抱えてやってきましたパイナップル畑。ところが、そこは普通のパインと違うのが食べられるのが「食べ歩きラリー!」σ( ̄^ ̄)
ここで食べた品種は、台湾で2人しか栽培していない特別な改良品種の台湾地パイン(土鳳梨)!
主催者の友人でもある農家の方が畑の真ん中に用意してくれたテント脇で、もぎたてパインの皮を食べやすいように剥き、丸々持てるようにしてもらいました。
一人一人順番にパインを貰い、大きな口でほおばりました。
もうこの時の皆さんの笑顔が忘れられません♪^^とっても大満足な顔でした。
食べ終わると、今度は各自持ち帰り用のパインを自由にもぎました。
かなり日差しが強かったので暑かったでしょうが、パインもぎ体験を楽しんだあとは、またまたバスに乗車し次の場所へ♪
【3軒目】養蜂園(ロイヤルゼリー採取見学&試食)
養蜂園の様子(音声のみ)
【4軒目】台湾珈琲「山猪園牧場(台東縣卑南郷明峰村龍過脈112號 0938-425198)」
【5軒目】台東阿尼色弗兒童之家へ寄付をお届け
最初は、皆様から預った寄付金でより多くのものを寄付する為に台湾での購入を考えました。
より多くのものか、はたまた少量だけど日本製で子供達にとって記念になるようなものをあげるべきか悩みました。
でも、きっと普段から子供達が主に使っているのは台湾製が多いのではと思い、“日本の友達から貰った小さい宝物”になればという思いから、“日本ならではのもの=日本製”にこだわりました。▶私がこだわりました^^;スミマセン
【活動期間】
2012 年7 月15 日(日)
【活動概要】
年1 回の台湾で行う台湾料理食べ歩きラリーで、参加者全員から1 名につき1,000 円づつ寄付を頂き、更に「台湾を愛する会」でツイッターによる寄付を呼びかけ、有志を募集しました。
【寄付方法】
台湾料理食べ歩きラリー参加費用からの寄付、そして郵便振替による受付。
【募金総額】
総額 ¥131,719
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文具・スポーツ用品代 ▲¥113,367
運搬駐車交通費 ▲¥12,100
郵送・植物検疫検査費 ▲¥7,209
寄付合計 ¥132,676
追加寄付¥957
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収支合計 ¥0
【寄付者】
台湾を愛する会48 名
@taiwan_lover / @shanghaicrew / @enapee / @umviolao / @mituco3 / 佐竹さん / 会沢さん / @k0k116 / @HONEYasmine / 鳥尾さん / @yakumoyaegaki / @ayang01 / @haomei0309 / @nico358 / @nozomaro / @lychee31831229 / @aoneko / @thousandspray / @cioccolattini / @nightflyowl / @dhaku101 / 田淵さん / @U_YU1015 / @blackpeco / @JK_dolphin / @0711open / @sugar249 / @ton_toko / @happying_orange / @kamiXXkamiXX / @pipmj23 / @wafter9 / @xuehua777 / @Dadon8 / @panpuri / @chiimontsu / @Lychee328 / @FR523009 / @minipinoko / @withpasseri / @mikann2222 / @yukogrohl / @Dstyle_estyle / @yun_ting / @miubana_twj / @somethingblue87 / @lotta12345 / @taiwannp ほか
アキオコーポレーション(米30kg)
愛旭和支持旭的朋友150 名
日本航空(国際輸送協力)
【寄付先】
台東阿尼色弗兒童之家
※本児童養護施設は、キリスト教の施設ですが児童への宗教的な指導は行っておりません。また、当団体とも宗教的な関連性もございません。あくまでも食べ歩きラリーの移動ルートの便宜上、当施設への寄付と致しました。
【寄付品】
文具(落書き帳100 冊、クレパス8 セット、ノート100 冊、クリップボード65 枚、エコ鉛筆9 セット、筆記用具)、スポーツ用品(バスケットボール2 個、バレーボール1 個、サッカーボール1 個、バトミントン1 セット)、駄菓子セット(70 名分)、白米(愛知県産30 キロ)
こちらの児童養護施設では、子供達は毎朝6 時に起床し、まず自分のベッド周りを整理します。
それから施設内を掃除してから朝食となるそうです。
子供部屋は、女子が2 名一部屋で、男子が4 名一部屋となっており、暑い台東にも関わらず冷房が無く、とても綺麗に整理整頓されていました。
現在65 名の子供達の内、約半数は様々な原住民の子供で、子供達は、とても恥ずかしがり屋で静か。
ソーシャルワーカーの方が“日本から来たお兄さん、お姉さんに何か質問はないですか?”と子供達に問いかけると「こんなに多くの白い肌の人を見るのは初めて」と我々に語った。素朴でとてもかわいい子供の感想でした。
しかし、今回のような機会により台東へ行けたことを皆さん大変喜ばれて帰国しました。
台湾料理食べ歩きラリーを始めた2 年前は、東京で台湾が恋しい人の為に台湾料理を食べて我慢してもらおうという理由から食べ歩きラリーを企画しました。
それが、今回で第8 回目となり、本場台湾での開催も未だ2 回目にも関わらず多くの方が参加して下さり、また今回のような小さな寄付の試みで台湾に貢献ができたことを大変嬉しく思っています。
今回寄付した先の子供達が大きくなり、いつか食べ歩きラリーに参加し日本人との交流を深めてくれることを楽しみに待っております。
最後に子供達の健やかな成長と、どんな境遇にも負けない強い精神力を養ってもらえることを祈り、今回の台湾料理食べ歩きチャリティラリーを終えたいと思います。
これにて活動報告に代えさせて頂きます。
今回このような旅行が実施できたのも陰で協力して下さった方々がいたからです。
企画下見交渉は台湾を愛する会が行いましたが、予約取りまとめ及び手配を山水旅行社担当しました。
更に、台湾を愛する会ボランティアからは参加者の申込事務局対応と、現地までの引率及び当日会計係を担当。
縣政府や寄付先への翻訳協力は奇檬子台湾華語教室、そして国際輸送協力して下さった日本航空、豊年祭のセッティング根回しは台東縣知事をはじめ台東縣政府の皆様、このように大変多くの協力者が居てこそ出来たことです。
もちろん、ここで一番忘れていけないのは寄付に賛同して下さった方々だと思います。
改めて、ご協力及びご賛同下さいました皆さまに感謝申し上げます。
そして、これからもよろしくお願いします。
【6軒目】瓜仔肉水餃「姚媽媽手工水餃(台東市更生北路593巷1號 089-235376)」
夕方の台北戻り組を空港で降ろしたあと、もう少し台東に居れる組と台東残り組で水餃子で打ち上げ♪
一日の出来事を皆で話をし、名残惜しく皆で盛り上がりました。
今年の台湾での食べ歩きラリーは、このあと更に夜の豊年祭を見に行く人達、夜市へ行く人達、そして深夜遅くまでホテルロビーで語り合った。
豊年祭の様子(音声のみ)